全てのエンジニアにはドラマがある。
自動車のエンジニア、ソフトウェアのエンジニア、エンジニアには共通点がある。
そう、今より良いエンジニアになるよう努力を続けなければならないという事だろう。
「人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた」では、トヨタのエンジニアが、仕事の中でエンジニアにとって大切な事を学んで行く過程を描いた本だ。
その中でも特に良いなと思ったエピソードをいくつかご紹介。
オートマなんておもしろくねえ。自分でギヤを選ぶから楽しいんだ
これは主人公があるとき先輩に言われた台詞だ。
アクセル踏んだらかってにギアが変わっちゃう。
自分がする事を、他人や周囲に勝手に決められたら嫌だ。
人生はマニュアルでコントロールしよう!
ワイパーは晴れの日に使う
ワイパーのゴムは、晴れの日がずっと続くと固くなってしまう。
だから晴れの日にちょっとウォッシャー液を出して使ってあげると長持ちするようになる。また雨が降った時のために活躍できるようにいつも準備しておくのだ。
エンジニアもワイパーのゴムと同じだ。普段使わない技術や知識でも常に学んでいれば、いざというとき役にたつのだ。
なぜフェラーリは二人乗りなのか
フェラーリは早さを追求した車だ。
極限まで無駄なものを無くし、軽量化しているか二人乗りになっている。
そのかわり、家族でバーベキューに行くには不便すぎる。
それで良いのだ。
強みを生かす。
全ての人間には弱点はある。だけど大切なのは強みを生かす事なんだ。
なぜデキるメカニックはスナップオンを使うのか
トヨタでは、エンジニアに無料で工具が支給されるらしい。
それなのに優秀なエンジニアは自腹で高価なスナップオンの工具を購入する。
良い工具を使えば作業の効率があがる。
工具の故障も減る。
長期的に見たらそれが特になるとわかっているのだ。
ソフトウェアエンジニアも、会社で指定されたエディターを使うのではなく、
こだわっているエンジニアはvimやemacs等をカスタマイズして使っている。
道具にこだわる事はエンジニアにとって大切な事だ。
エンジニア成長の感動ストーリー
全てのエンジニアに通じる内容。
多くの困難を超え、エンジニアとして成長して行く物語。(実話)
涙もろい人は注意が必要です!