バズマーケティングを爆発させる3つの要因

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時代は検索から口コミへ

Facebookのアクセス数がgoogleを抜き、ソーシャルグラフの活用・バズ(口コミ)の活用が重要になってきている。今回読んだ「ティッピング・ポイント」には口コミを伝染させる3つの要素が書かれていたのでWebサービスに当てはめて考えてみた。

①少数者の法則

80対20の法則というのがある。「仕事量」のほぼ80%はそれにかかわった人の20%によって達成されるという法則だ。口コミにもこれがあてはまる。口コミを広げるほどの影響力をもつのは少数の人達なのだ。その少数者達は大きく3つに分類される。

コネクター(媒介者)

コネクターは大量の知人をもち、影響力絶大なタイプだ。とにかく社交的で大量の知人を持つ。Twitterでいえばフォロワー、フォロー数共に1000以上といった所だろうか?こういった人達がTwitterでWebサービスの評判をつぶやくとたちまち広がっていく。フォロワーの多いユーザーに注目してもらう工夫が必要だろう。

メイヴン(通人)

メイヴンは口コミの伝染を始動する役割の人。専門的で信頼出来る知識を持ち、知人こそコネクターほど多くないものの、ひとたびメイヴンが高い評価を下すと多くの人が賛同する。Webサービスで考えた場合、日本では「はてな」のユーザーがこの役割を果たすのではないか?インターネットヘビーユーザーの多い「はてな」で認められると、一気にTwitter等に感染する。ソーシャルブックマーク対策は必須だろう。

セールスマン

そしてセールスマン、自分の感情を相手に伝染させるカリスマ的な人。アルファーブロガーのような人々の事だろう。彼らがひとたび自分のブログでWebサービスの紹介をすれば、アクセス数が飛躍的にあがる事は間違いない。

この3タイプの人々をいかに引き込むかが第一のポイントとなる。

②粘りの要素

HIVは1980年代以降に感染が一気に広まった。それまではHIVに感染しても幼児でさえ生き延びる事ができた。1980年代にHIVは粘り強いウィルスに変化した。粘り強さは感染を一気に広める大事な要素なのだ。
この本ではセサミストリートがいかにして子供に人気の番組をつくったかの事例が紹介されている。彼らは多くの実験を繰り返し、子供にうけないコンテンツを排除し、うけるものを伸ばした。

Webサービスの粘り強さとは何か?先日こんな記事を見た「たった一行追加するだけでサイトの滞在時間を13.8%伸ばす方法・・・」。実際にこのブログでもやってみた。このように余白の部分で提示方法にちょっとした工夫を加える。実践的で個人的なメッセージが粘り強さを生むのだろう。

第二のポイントは粘り強いコンテンツを作るために実験を繰り返す事だ。

③背景の力

殺人者がヒーローになるとき

1984年、当時犯罪の巣窟だったNYの地下鉄で一人の白人男性が四人の黒人に絡まれて、その勢いで四人を銃撃してしまう事件が紹介されている。四人の黒人は全員に前科があったため、世間は白人男性をヒーローと讃えた。

落書きを消したら犯罪が減った

同時期、NYの地下鉄は年間二万件も発生する重犯罪を問題視し、地下鉄に施された落書きを全て消すという試みを行った。その結果、1990年代初頭までに犯罪は75%削減されたそうだ。

これらの事例から、物事の背景が及ぼす圧倒的な影響力を感じられる。背景自体を変化させるという事は一個人では難しい。しかし、小さな変化に敏感に反応し、時代の背景にあった行動をとる事は可能だ。WebサービスもTwitterとの連携、位置情報の利用等、積極的に取り入れる事が重要だろう。

少数の影響力ある人達によって拡散され、粘り強いコンテンツによりユーザーを離さないサービスを作り、そのサービスが流行に乗った時、そのサービスはティッピングポイントを迎え一気に流行るだろう。

ティッピング・ポイント

ティッピング・ポイント—いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

ティッピング・ポイント—いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

ティッピング・ポイント」とはあるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間の事。今回紹介した3つの要因を中心に沢山の事例が紹介されていれとても面白い。文庫版「急に売れ始めるにはワケがある」も出ているので是非!

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Wataru について

システム開発を職業とし、日々情報産業の未来を考える。 世界がインターネットによりボーダレスになって行き、より早い情報の伝達が可能となり、次の世代で何ができるのか。 それを見つけるために、古き良き情報伝達ツール『本』を読む。
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