年だから物忘れが・・・はウソ「記憶力を強くする」

記憶力を強くしたい!

そんな思いから脳科学の本を探し、この「記憶力を強くする」を読んでみた。タイトルからしてストレート。ブルーバックスなので本も薄く、かなりすんなり読めた。とても面白いので是非みなさんにも読んでみて欲しい。

脳科学を駆使すると、記憶力は増強できる。という内容。

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類がある。短期記憶は30秒から数分以内に消える記憶。7個ほどの記憶領域がある小要領の記憶だ。

長期記憶にはさらにエピソード記憶・意味記憶・手続き記憶・プライミング記憶の4つに分類される。

エピソード記憶

その名の通り何かのエピソードに基づく記憶だ。例えば、光の速度は秒速30万キロだ。これを丸暗記するのは意味記憶。だけど、「お、秒速30キロって事は、フルマラソンなら2秒以内だな。」「いやいや30万キロだから!万つくから!」みたいなやり取りで覚えている場合はエピソード記憶となる。

手続き記憶

自転車の運転みたいなもので、いわゆる体で覚えるような記憶。このタイプの記憶は健忘症でも記憶されるらしい。これは興味深い。

プライミング記憶

「ポパイが恋敵のブルートをなぎ倒すさまは我々に心地よい快感を与えてくれる。ポパイがブルートより圧倒的に体格が劣っているため、さらに我々の同情感を誘う。ほうれんそうを食べて怪力になり、それまではまったく歯が立たなかったブルートから逆転勝利を収めるなじみのパターンも見ている者に安心感を与える。さて、ポパイの力の源であるほうれんそうが実際に高い栄養価をもつことは周知の通りであるが、このアニメの影響力は絶大で、当時ポパイを見ていた成長盛りの子供達が積極的にほうれそんうを食べるようになったという事が報告されている。」

上記の文には3回「ほうれんそう」という言葉が出てきているが、実は最後の一つは「ほうれそんう」となっている。気がついただろうか?

このようなあいまい記憶をプライミング記憶と呼ぶ。

それぞれの記憶は年齢や状況によって効果が変化する。

例えば幼いうちはエピソード記憶より意味記憶のほうが定着しやすい。だから小学生の低学年で九九を覚える。

年を取るとエピソード記憶が発達する。

ではなぜ、人は年を取ると記憶力が無くなったと感じるのか?それは、人間は年々新鮮な気持ちが薄れ、物事に興味を失うからなのだ。

つまり、高い記憶力を持続する為にはつねに新鮮な気持ちで、興味を持って物事に取り組めば良いのだ。

感想

記憶力を強くする

記憶力を強くする

まー当たり前と言えば当たり前の事なのだが、このような事が科学的に説明されている。

海馬とかシナプスとか、ネズミの実験などのエピソードで記憶力を増強する仕組みを説明しているので、これもある意味エピソード記憶として残るのだろう。

この本を読むだけでも記憶力が増強するのではないかと思ってしまう。

また、記憶力を増強する夢の薬に関しても触れておりとても興味深い。

ぜひ完成させてほしい。

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システム開発を職業とし、日々情報産業の未来を考える。 世界がインターネットによりボーダレスになって行き、より早い情報の伝達が可能となり、次の世代で何ができるのか。 それを見つけるために、古き良き情報伝達ツール『本』を読む。
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