ビジネスは芸術だ『ランディ・コミサー』

元アップルの社内弁護士で、数々のスタートアップを手がける

ランディ・コミサー―あるバーチャルCEOからの手紙

ランディ・コミサー―あるバーチャルCEOからの手紙

ランディ・コミサー氏の半自伝小説。

話はインターネットで葬儀屋を開きたいという若者レニーのピッチ(企業家がビジネスプランをプレゼンすること)で始まる。

レニーは葬儀業界のAmazonを目指していて、インターネットの可能性や利益の予想などを熱く語る。

しかし、彼のピッチは不完全だとランディーは指摘する。

ただ、レニーの熱意に惹かれたランディは徐々に自身の体験などからレニーにアドバイスをしていく。

ビジネスは金儲けではなく、クリエイティブな芸術に近いものだ。表現する場がキャンバスなのかスプレッドシートかの違いだとランディは言う。

アップルは、テクノロジーを通して消費者の自由を奪い返し、教育システム、身体障害者に楽な生活を提供する、まさに文化革命をリードする存在だ。いつもアップルがやることにはドキドキさせられる。

スタートアップは常にリーダー社を維持しなければならない。その原動力は情熱であり、金儲けではなくロマンなのだ。

ゲームが好きではないのにゲーム会社をやっても成功はしない。

人生には2つの生き方がある。

若いうちに一生懸命お金を稼いで、老後に安定を求める後配ライフプランと、安定はしないが生涯楽しく生きる生涯ライフプラン。

人は後者のプランにしかついてこないのだ。

どんなに安定を求めても、変化は必ず訪れる。

人生の中で唯一コントロールできるのが自分自身の長所。

コントロールできない安定より、長所を最大限に伸ばし、失敗を避けるのではなく、成功を最大限にする方法を考えようと勇気付けられます。

最後の章で、ランディはラオスでの旅の出来事を書いています。

旅の中でヒッチハイクで僧侶を自分のバイクにのせて半日かけてある寺まで乗せるのですが、ちょっと話をするとすぐに帰ると言い出します。

ランディはがっかりしてその寺の年老いた僧侶に、彼はなんでこんなことをするんだと質問したところ、老僧はランディにクイズを出します。

「ここに卵があります。」

「この卵を割らずに1メートルの高さから落とすには、どうすればよいか。」

人生は楽しまなければいけないと思わせてくれる一冊です。

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Wataru について

システム開発を職業とし、日々情報産業の未来を考える。 世界がインターネットによりボーダレスになって行き、より早い情報の伝達が可能となり、次の世代で何ができるのか。 それを見つけるために、古き良き情報伝達ツール『本』を読む。
カテゴリー: apple, ビジネス, 起業, パーマリンク

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